ブランドネームである『元気な畑のごちそう』を強く印象づけるために、ロゴマークとロゴタイプを合わせ持ったマークにした。
文字が長いと認識しづらくなるデメリットを、“顔に見えるものには自然と目が行く” という行動心理を利用して補いつつ、帽子は生産農家の象徴、モグモグする口は消費者の象徴、その２つの橋渡しの存在であるという意味を込めてブランドネームを挟んだ。
『元・気・畑』の文字をカラーにすることで『元気畑（げんきばたけ）』という愛称をアピール。
青果を全国各地に運搬するための商材段ボールは、“カワイイ” だけではなく、運搬業務や管理の作業効率を考慮したデザインにした。
多種類の野菜が小さく描かれ、該当する野菜の名前を大きく記載したデザインだったものを、真逆の構成に大幅変更。
該当する野菜のみを、色と形で認識できるような単純なイラスト化にし、遠くから見て何の段ボールが積み上がっているのかをすぐに認識できることで、多種類の段ボールが集まる広大な作業場において業務の効率化につなげ、デザインをパターン化することでブランドとしての周知がされやすいようなビジュアル改正を計画した。
青果商品を卸すBtoB、青果を調達するためのBtoC、または商品を購入してもらうための間接的なBtoCなど違った視点を持ち合わせた複雑な組織形態ではあるが、自社のブランドの定着化だけではなく、“農業” “市場” といった業界のイメージ変革を目標とし、また、社員のモチベーションアップに繋がる長期的なアプローチとなっている。